お風呂の悩みの一つに、お湯を溜めてから時間が経過するとお湯が冷めてしまうこと。家族が多いご家庭や入浴時間がバラバラのご家庭でよくあるケースです。
本来、お湯が冷めると給湯器で追い焚きをすれば解決できるのですが、賃貸住宅では、追い焚き給湯器がないマンションやアパートが一般的のようです。
当サイトでは、電気でお湯を沸かしたり、保温したりする電化製品として、「風呂バンス1000」「沸かし太郎」「湯美人」を紹介してきました。そして、使い方や機能、それに注意事項などを説明してきました。
その中で最もよく読まれている記事が、「湯沸かし」、「保温」、「湯沸かし」+「保温」の3つのケースで電気代が異なることを分かりやすく説明したページ「沸かし太郎の電気代は?1日約80円の誤解を解説!」です。
お風呂の準備はガス・水道代が掛かるため、電気代を心配されている方が多いようです。そこで、今回は、うっかりして、電気代が高くならないために「風呂保温ヒーターの電気代を確実に節約する方法!」をご紹介します。
風呂保温ヒーターは使い方によって電気代が大きく異なる!
風呂保温ヒーターの電気代は「湯沸かし」、「保温」、「湯沸かし」+「保温」の3つのケースで大きく異なります。今使っているガスとの比較して安いのか・高いのかをみていきましょう。
「湯沸かし」…×
水からお湯を沸かす場合です。このケースは一般的にガス(給湯器・風呂釜など)で沸かすよりも高くなります。但し、都市ガスより数倍高いプロパンガスをお使いであれば電気で沸かす方が安くなる場合があります。
「保温」…・〇
お湯の温度と選定温度がほぼ同じ場合です。このケースの電気代は1時間当り、おおよそ5円前後です。毎日2~3時間程度の使用であれば、電気代を気にすることなくお使いください。
「湯沸かし」+「保温」…△
翌日も同じお湯でお風呂に入る場合です。翌朝であれば約8時間、翌日の夜であれば約20時間の連続保温になります。このように長時間連続して使用するケースでは、新しくお湯を入れた方が安くなる場合があります。
参考:「給湯器でお湯を溜める」と「風呂釜でお湯を沸かす」では、給湯器でお湯を溜める方がガス代が安くなります。
風呂保温ヒーターの電気代の目安は?
以前、風呂バンス1000の電気代を計算した結果、以下の金額になりました。
1時間あたりに掛かる電気代の目安をまとめます。
- 湯沸かしの場合の電気代…・・約27円
- 保温中の電気代…・・約4円
- 長時間連続保温の場合…・約7円
湯沸かしと保温とで金額が異なること、保温の中でも短時間と長時間の場合で金額が異なる事に、注意しておきましょう。
追い焚きとして、保温する場合は電気代を気にすることなく使える金額です。ただ、水から沸かす場合は注意してください。
沸かし太郎の電気代もほぼ同じです。ただ、沸かし太郎は、30~45℃までの温度設定が出来て、自動でON/OFFを繰り返すため、長時間連続で使用する時は、風呂バンス1000よりも電気代が安くなります。
電気代を削減するための工夫
風呂保温ヒーターを購入して使いはじめたが、電気代が高くなりすぎた…とならないようにしたいです。そこで大切なことは、
- 「湯沸し」と「保温」の電気代の違いを理解する
- ガスと併用して使う
- お湯が冷めないよう工夫する
「湯沸し」と「保温」では電気代が大きく異なります。すべて風呂保温ヒーターを使うのではなく、ガスでお湯を沸かし、電気で保温するようにしてください。また、お湯が冷めないように、保温シートと風呂フタを併用する。入浴中でも細目にフタを閉める。入浴後はお湯が冷める前に保温する。など少し工夫する事で電気代が節約できます。
どの商品を選べばよいか?
風呂バンス1000がおすすめです。その理由は液体加熱用ヒーターでお湯をあたたかくすると同時にお湯を自動でかき混ぜるエアー(泡)を出します。この機能があることで1000Wヒーターがより強力になります。すなわち効率よくお湯をあたためる事ができます。
沸かし太郎はダメなの?と思われた方に・・・・。お風呂は体を洗うだけなので少ないお湯で入浴されている方は、沸かし太郎をおススメします。お湯の量を少なくすると、早くお湯が沸きます。その結果、電気代が節約できるからです。