ご自宅のお風呂に追い焚き機能がなくて不便なら、風呂バンスを利用すると役に立ちます。あたためと保温の両方ができるので、せっかくためたお湯が冷めてしまうことがなくなるためです。
ただ、風呂バンスでは、すぐにお湯を沸かせるわけではありません。しばらく時間がかかります。
また、電気製品なので、電気代も必要です。
そこで今回は、風呂バンスの気になる「お湯が沸くまでの時間」や「電気代」について、解説します。
風呂バンスでは、すぐにはお湯がわかない!
風呂バンスは、確かにとても便利な商品なのですが、「すぐにお湯が沸かせる」商品ではありません。
ときどき、「風呂バンスを使ったら、すぐに温かいお風呂に入れる」ということから、「風呂バンスを入れたら、すぐにお湯が沸く」と考えてしまう方がおられるのですが、それは間違いです。
風呂バンスを入れても、お湯が沸くまでには一定の時間がかかってしまいます。
「すぐにお風呂に入れる」、というのは、いったん温めたお湯を保温している場合のことです。
そこで、一度お湯を温めて、その後風呂バンスを使って保温しておいたら、その後いつでも思い立ったときにすぐに温かいお風呂に入ることができます。
風呂バンスで、お湯が沸くまでの時間
それでは、風呂バンスで、お湯が沸くまでの時間はどのくらいなのでしょうか?
これについては、季節や条件によっても異なります。
基本的に、1時間あたり約3度上昇するとされているのですが、実際には夏と冬とで条件が異なります。
水からお湯を沸かす場合、夏場なら、3~4時間程度、冬場なら8~9時間程度で適温にすることができます。お風呂用の断熱シートや保温シートをお湯に浮かべておいたら、保温性が高まります。
温度設定は、熱めのお湯と、ぬるめのお湯の2段階から選ぶことができます。おすすめの工夫として、まずはぬるめのお湯に設定しておいて、お風呂に入る1時間くらい前に熱めの設定に切り替えたら、熱めとぬるめの中間くらいの熱さのお湯に入ることができます。
風呂バンスの電気代
次に、風呂バンスの気になる電気代をご説明します。
電力は自由化されているので、電気料金は契約している電力会社によって異なるのですが、ここでは、関西電力を例にとって、計算しましょう。
関西電力で、一般家庭で多く利用されているコースでは、だいたい1Kwhあたり、23円~33円くらいの料金がかかります。(2016年6月現在)。
みなさまは、実際に契約している電気会社の料金をもとに計算してみて下さい。
ここでは、上記の中間値をとって、1Kwhあたり27円で計算してみましょう。
湯沸かしの場合の電気代
風呂バンスは、お湯を沸かすとき、1000Wを消費します。
1000Wというのは1Kwhのことなので、風呂バンスで「湯沸し」をするときには、1時間あたりの電気代が、27円×1時間=約27円となります。
保温中の電気代
次に、保温中のかかる電気代を見てみましょう。
風呂バンスでは、保温時には850Wのヒーターが停止して、150Wヒーターのみが作動する状態になります。
そこで、保温時には、1時間あたりの電気代が、27円×0.15=約4円となります。
長時間連続保温の場合
保温の中でも、長時間連続して保温するときには、お湯が冷めた時点で850Wのヒーターが作動するので、1時間程度の電気代は約7円になります。
このように、風呂バンスの電気代は、利用方法によって金額が異なってきます。
1時間あたりに掛かる電気代の目安をまとめます。
- 湯沸かしの場合の電気代…・・約27円
- 保温中の電気代…・・約4円
- 長時間連続保温の場合…・約7円
湯沸かしと保温とで金額が異なること、保温の中でも短時間と長時間の場合で金額が異なる事に、注意しておきましょう。
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